橋梁管理日誌

日誌と言いながら日次での更新はされない模様

ミリオン9thライブ参加記後編(ライブ感想編)

2023年1月14日、15日に日本武道館で行われた THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 9thLIVE ChoruSp@rkle!! 、ミリオン9thライブに参加しました。いわゆる感想記事を書いてみようということなのですが、あまり期待しないで読んでいただければなと思います。ところでこの記事は「後編」となっていますが、「前編」はライブ自体には1ミリぐらいしか触れてないのでそんなに読まなくてもいいです。

・・・でもやっぱり読んでほしいのでリンクを貼っちゃいます。

mhrb-minase.hatenablog.com

閑話休題。ライブの感想ですが、とても良かったの一言に尽きます。

正直、ライブが始まるまではそんなに期待していませんでした。というのも、MS2の楽曲をやるんだろうなというのが見えていたからです。先が見えてるものは、中身は良いものかもしれませんが、何が起こるか分からないという読めない楽しさ、ワクワク感というものはどうしても得られないものですから。更に言うと、楽曲自体の好みの問題としてMS2があまり刺さらなかったというのが・・・っと、このぐらいにしておきましょう。

Day1

ともかくそんなテンションで参加したのですが、いざライブを観てみるとかなり良かったです。

まずは「夢にかけるRainbow」で幕開けとなりました。ミリシタのゲーム内でのこの曲のMVはかなり武道館を意識して作られていたと思いますが、そこで観たライブの光景が、実際に目の前に広がっていたのです。もうこれだけで感動モノです。「私色の空向かって」「私のストーリー」などなど、「私」に焦点を当てたこの曲ですが、呼応するように色とりどりのペンライトの光が広がっていました。52人のアイドルがいて、各々が必死にアイドルをしていて、それぞれの担当Pがいる、それを体現しているような景色を目の前にして、1曲目から感極まっていました。そんな公演で、武道館という舞台で一人ひとりがソロ曲を披露していく、こんなに素晴らしいことはないですね。

そしてMC明けて第3ブロック「HOME, SWEET FRIENDSHIP」が流れます。ここで、ミリオンライブ!にとって武道館は「帰ってくる場所」になったんだと明確に感じました。手作りのぶどーかんから始まり、何度かの武道館公演を経て、ついに武道館を帰ってくる場所にした彼女たちの歩みと成長に思いを馳せました。更にもう一つ、歌唱メンバーにミリシタからの合流組の南早紀さんがいたのが良かったですね。南早紀さんも、紬も、(ひいてはDay2参加だった香里有佐さんも歌織さんも、)間違いなくミリオンスターズの一員なんだと、そう思わせてくれて嬉しかったです。なんなら最初からみんないたんじゃないかと、そんな気さえしました。

後はまあ「キミが真ん中にいた」で中谷育を幻視したり、Fairy抜きのFTじゃいで「ライブに求めてるのはこういうのなんだよな~~~~」と思ったりしたのを覚えています。

Day2

日が変わってDay2です。この日は秦野の自宅から小田急線と都営新宿線を乗り継いで真っ直ぐ武道館に向かいました。(どうしてそんなことを特筆する必要があるのか、その理由は前編にあります)

Day2はステージサイド席だったのですが、ほぼ全部見切れでした。しかしこの席にも良いところはありました。それは、袖からステージに出ていくアイドルたちを送り出す視点で観れたことです。彼女たちの後ろ姿のなんと頼もしいことか、そして信じて送り出した彼女たちの「夢にかけるRainbow」のなんと素晴らしきことか・・・そう思っていた矢先のことでした。MCで公演名を噛んでからの暗転やり直しからのそもそも公演名を間違えるとは、流石ミリオンと言わざるをえないグダりっぷりでしたね。ミリオンのこういうところって正直いい加減直せよ何年やってるんだよってどこか思ってる部分もあるのですが、ここまでやられるともう笑うしかないんですよね。

この日は「Growing Storm!」が引っかかりました。歌詞に「あこがれの先輩と共演」とあるのですが、過去に同じ武道館で行われた「HOTCHPOTCH FESTIV@L!!」を想起させるなと、意図してかしてないかは分かりませんが少なくとも私はそう感じました。

公演も終盤になり、問題の「LEADER!!」です。人前でそんなに泣くか?ってぐらい泣いてました。私と同時に隣のオタクも崩れていておしまいゾーンが形成されました。一時本当に感情の処理が追いつかなくなり、変な声を発していたと思います。この場を借りて周りの席にいたオタクにお詫び申し上げます。なにゆえそんなに感動したかというと、あこがれの先輩の曲を歌い上げる後輩組の姿に感動しました。それも「憧れを繋げてく」曲である「LEADER!!」を歌ったんですよ。成長したミリオンスターズの姿を目の当たりにして言葉を失いました。この曲の歌詞には「iを歌うから」「私たちLEADER」「I'm LEADER」「空照らして光れ SUPERSTARS」とあります。「『私』たち」に着目し、「私色の空」に向かって虹をかけていこう、そう歌った「夢にかけるRainbow」とミリシタ5周年とよく合っている曲だったと思います。こういったことが一気に押し寄せてきて私の頭はキャパオーバーでした。4th武道館から「輝きに導かれて」歩いてきた彼女たちは、自らが輝く存在となり9thで武道館に帰ってきました。そして信じて背中を押した彼女たちが「LEADER!!」で返してくれました。感無量です。

涙腺がぶっ壊れてしまった私はMCでもずっと泣いていました。特に香里有佐さんの「同じ歩幅でいてくれてありがとう」は反則だと思いました。

総括

終演後にまず出てきたのは楽しかったとか良かったとか、そういうのよりも心の底からの「ありがとう」という感謝の気持ちでした。そして、ミリオンライブ!を好きでいてよかったと思いました。MCで小笠原早紀さんが言っていたというのもあるのですが、アイドルちゃんたちをいっぱい褒めてあげたいと思いました。

個性にスポットライトが当たったライブでミリオンライブ!の進化を感じましたし、何よりそんなライブでも「ひとりも手放さない」姿勢を見せてくれたのが本当にミリオンライブ!らしくて良いなと思います。こんなミリオンライブ!が本当に大好きです。

あんまりまとまりはないですが、このあたりで終わりにしたいと思います。拙い文をここまでお読みいただきありがとうございました。

ミリオン9thライブ参加記前編(さんふらわあくれない乗船記)

はじめに

俺はライブの感想を読みに来たんだ!という方は前編を飛ばして今すぐ後編へお移りください

mhrb-minase.hatenablog.com

ほんへ

2023年1月14日、そう、9th武道館ライブの当日ですね。その日のお昼ごろ、ライブに行く準備を済ませて、私は飛行機が来なくなった大分空港であたふたしていました。一体どうしてそんなことになってしまったのでしょうか。

前夜譚の前夜譚

2022年2月13日、ミリオン8thライブのDay2の中で、2023年1月に日本武道館にて9thライブが開催されるという告知がありました。絶対に生きて行かなければならないと、そう思いました。

その後、日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」が2023年1月に就航すると発表されました。新造船の就航日に一度は立ち会ってみたいと思っていて、「1月なあ」という何かに引っかかるような感覚がありながらも行きたいなと思いました。

しばらくしてからミリオン9thライブの日程は1月14日と15日の2日間であると発表されました。私は抽選で9thDay1(1月14日)の席を掴みました。9月27日のことです(後にDay2も掴んでいます)。これでとりあえず武道館には入れるぞと、気持ちが高まったのを覚えています。ちなみに「武道館に入れるらしい」とツイートしたら葬式のほうだと思われました。タイミングが良くなかったですね。かくしてDay1現地のチケットを手に入れたのですが、事件は2日後に起こります。とあるニュースが出ました。

さんふらわあくれないは、1月13日の大阪発別府行きから運航開始します。」

・・・

あーーーー被ったあああああああああああああ

一応解説しておきますと、この大阪~別府間の航路は夜行便で、くれないの初便は13日の夜に大阪を発ち、14日の朝7時45分に別府に着くということを意味しています。14日の17時には日本武道館にいなければいけません。さて困りました。ところで、大分→羽田のJAL便を検索してみると、次のようになっていました。

便名 出発時刻 到着時刻
JAL664 10:35 11:55
JAL668 12:05 13:25

これは・・・

全てが繋がりました。後はもうやるだけです。

前夜譚

さんふらわあに乗るために

1月12日木曜日、私はいつも通り副業をして、いつも通り退勤しました。強いて言うなら、木曜日はいつも在宅勤務をしているのですがこの日は物理出社しているのが普段と違った点です。退勤後、武道館に行くために東京駅の9番線へと向かいました。そして21時25分頃

寝台特急サンライズが入線してきました。これに乗り込んで、武道館への旅路の始まりです。

今回は今まで乗ったことのなかったソロを利用しましたが、狭すぎて次以降は必ずシングル以上を取ろうと思いました。しかしこのサンライズの上段の曲がったガラスから見る真っ暗な世界と時々(東京ではずっと続いていますが)見える街明かりっていいですよね。

翌朝は姫路駅で下車しました。さんふらわあくれないは大阪から出るので、関西圏で降りたわけですね。姫路駅前の快活クラブでシャワーを浴び、朝食にえきそばを食べ、らくラクはりまを待ちます。ミリオンライブ!のライブに行くので、待ちぼうけのらくラクはりまということで乗りました(ミリオンライブ!に「待ちぼうけのLacrima」という曲があります)。ちょうど須磨のあたりで夜明けを迎えてきれいな景色を見れました。

大阪に戻り、宝塚に向かい、平日しか走らない西宮北口の短絡線を通る列車に乗りに行きました。しかし、計画策定時点では存在した列車がダイヤ改正で消えていて、ただただ宝塚に行っただけの人になってしまいました。残念です。

そこからは神戸方面に阪急を乗りつぶししながら向かい、ケーブルとロープウェーで摩耶山に上がりました。ケーブルの駅へは阪急でへへ春日野道駅から歩いたのですが、スーツケースを持っていたこともありかなりきつかったです。神戸の山をなめていました。素直にバスなりタクシーなりに乗ったほうがいいです。上からの景色は天気があまりよくなくてなんとも微妙な感じでした。

上がった先は六甲摩耶スカイシャトルバスから六甲ケーブルに乗り継ぐという行程でしたが、ここでプチトラブルが発生しました。事故車が道を塞いでいてバスが止まってしまったのです。ヘアピンカーブでガードレールに突っ込んだ車が両側の車線にまたがって止まっていました。バスの運転手が状況の確認、警察の手配、司令への報告などをし、10分ぐらい経ってようやく運転を再開しました。道はバスが通るにはちょっと狭くなっていましたが、なんとか通って無事に予定していたケーブルに乗り継げました。ちなみに六甲ケーブルは故障による不通を心配していて、実際この日に動いていなかったら多分神戸関空ベイシャトルに乗りに行っていたと思います。無事動いているうちに乗れてよかったです。

次に向かった先は神戸電鉄です。乗りつぶし自体は済んでいましたが、駅メモで埋めていなかったので乗りに行きました。あともう一つ大事な用事があって、それは

横山駅 × 横山奈緒 をしに行きました。ミリオンライブ!のライブに向かっているので。

谷上から地下鉄で三宮、三宮から阪神電車、西九条からゆめ咲線というルートで大阪の桜島駅へ行きました。天保山渡船で安治川の対岸に渡り、大阪南港のさんふらわあのターミナルへ行きます。天保山といえば有名なアレですね。

いざ別府

ターミナルに着いて、いよいよさんふらわあくれないとご対面です。なかなかでかいですね。

船内もきれいでいい雰囲気でした。私はスイート和洋室コネクトに4オタク2ベッド2布団で乗っていました。新造船の初便ということで見送り客もおり、ライブに行くので持っていたサイリウムを出航時に折りましたが、自分のやつを出さずとも船で配っていたらしいです。大阪から別府まで瀬戸内海を航行し、普段は渡ることのほうが多いであろう明石海峡大橋や瀬戸大橋、来島海峡大橋(ここは私は寝ていましたが)をくぐり抜けていきます。瀬戸大橋をくぐるときにはちょうど電車が通りました。フェリーの旅は基本的に食って寝て風呂に入っていればいいので楽なのですが、瀬戸内海の夜行で12時間程度の航路だと忙しくて物足りない感じもしますね。

翌朝、つまり1月14日のライブ当日、大きく遅れることなく別府国際観光港に到着しました。この日から新ターミナルに移ったのですが、呼んでいたタクシーが旧ターミナルに行ってしまっていていませんでした。結果的にすぐにタクシーには乗れて別府駅まで行けたのでよかったです。別府駅付近のカーシェアを利用してこの日に有明(東京の、あの有明です)の現場に行く予定のオタクともう1人別のオタクとともに龍巻地獄の見物と夢たまて筥での温泉の入浴に赴きました。龍巻地獄は見応えありましたし、温泉も気持ちよかったです。今度はちゃんと全地獄巡りをしたいですね。

STANDING ALIVE?

呑気に入浴していたところで事件は起こります。東京へ行く飛行機は結局Vポイントを余らせているオタクにソラシドエアの特典を取ってもらいました(ソラシドの特典は親族等でなくても他人が利用可能です)が、入浴中にそのオタクから一報が入っていました。「お前の便天候調査入ってない?」と。確かにメールを確認してみると、大分12時15分発のSNA94便は羽田空港が視界不良のため天候調査を行うとソラシドエアから情報が入っていました。しかし、他の便の状況を確かめましたが、羽田は発着ともに順調なようです。一旦安心して大分空港行きのバスに乗りましたが、空港に向かう道中でかなり強い不安に襲われます。その原因は次の写真で一目瞭然です。

あの、視界不良なのは大分空港のほうなのでは・・・?

ま、まあこのあたりはちょっと高いところを通ってるし、海沿いの空港まで出れば天気も違うよね?そうだよね?と自分に言い聞かせつつ、ひたすらバスに揺られていました。そして大分空港に到着しました。

。。。

。。。

何度見ても同じです。明らかに天気が悪いです。で、実際ターミナルに入ってみると、どうも到着便が悪天候のせいで降りてこれないとのことです。すなわち、羽田行きになるはずの機材が大分空港に来れないということです。flightrader24を見守っていましたが、JAL便もSNA便も降りてこられずにぐるぐるし始めちゃいました。この時既に12時近くです。え、それはやばい。ここから陸路じゃ間に合わない。北九州行くか?福岡じゃなきゃだめか?レンタカーいくら?何時間かかるの?と、怒涛の思考の嵐に襲われます。めちゃくちゃ吐きそうな気持ちになっていました。

とりあえず冷静に、JALのカウンターとANAのカウンターに行き、飛行機が遅れた場合に搭乗手続きを待ってくれるか?と聞きに行きました。JALはOK、ANAはNGとのことでした。ということで、元々持っていたソラシドの特典航空券で保安検査を通過しました。似たような機材で遅れの原因も同一の気象条件の悪さだったのでないとは思いましたが、万が一JALだけ降りてきた場合に備えて宅空便(飛行機に預けた荷物を到着空港からそのまま宅配してくれるサービス)で自宅に送りつける予定だったスーツケースを持ち込みました。機内持ち込みサイズのスーツケースは正義ですね。ライブに行くのでできればスーツケースは手放したかったですが、仕方ないです。後はもう祈るだけですね。

有明行きオタクは1本後の13時55分発ANA796便予定で、私の離脱後も別府市内を周っていたようですが、先に空港に着いた私からの一報でLINEグループがお通夜になりました。具体的には、

  • fr24のスクショ
  • 航空気象情報
  • 福岡空港まで車で行った場合のルートと所要時間

などが貼られていました。

Flyers!!!

制限エリア内であたふたしていた時のことです。fr24を見守っていると、JAL便が周回する軌道から外れて着陸体制に入っているような動きをしていました。これは勝ちか?そう思った矢先、空港にアナウンスが響きました。伊丹からのANA1687便が着陸したとのこと。fr24に映っていなかっただけに盲点だったため、聞いた瞬間に思わず声を上げて喜びました。(そして、周りからめっちゃ見られました。)外を見ていると、程なく視界にボンキュが映りました。

こんなにも頼もしいボンキュは見たことなかったですし、今後も見ることはないでしょう。というかこの天候でよく降りてきてくれたな。続いて羽田からのJAL、さらに羽田からのSNAも降りてきました。この時点でもう感極まって泣きそうでした。ライブはこれからだと言うのに。SNA94便は予定より35分遅れの12時50分に出発予定となりました。こんなことならスーツケースは持ち込まなくてよかったじゃんと思いましたが、もう東京に行けるなら何でもいいです。

翼を得た大分空港の乗客たちは、それぞれの想いを胸に曇りない空へと飛び立っていきました。

地上があんなに悪天候でも、雲の上に出てしまえば青々とした空が広がっているのです。

フライト自体は順調で、無事に羽田空港に到着しました。京急線に乗り、そのまま都営浅草線へと入り、

  • そもそも予定から遅れていた
  • 開演前のクラップ収録(16時30分開始)があった
  • 九段下駅のロッカーが残りわずかとの情報をフォロワーから得ていた

ので都営新宿線に乗り継ぐのではなく東京メトロ東西線竹橋駅に行きました。スーツケースを持っていたのでロッカーはマストでした。本当は馬喰横山奈緒をしたかったんですがね。

そして・・・

1月14日16時ごろ、無事に日本武道館にたどり着けました!1月12日21時50分のサンライズ発車から42時間、サンライズ前の副業に向けて自宅を出発した時からだと56時間の旅路でした。本当に長かった。着けてよかったです。

雑感

まずは本当に、武道館にたどり着けてよかったです。チケットを握っていながら遥か遠く九州で配信を見ながら「ここが俺の武道館だ!」とする羽目にならなくてよかったです。今回はやり切れたからよかったですが、今思えばそもそもライブ当日の朝に別府に着いてそこから東京へ向かうというのは、我ながら無謀な挑戦だったと思います。良い子は真似しないようにしましょう。

あとはサンライズはやっぱりエモいですね。夜行交通だからというのも大きいですが、特に東京都心のビル街に見送られて朝起きたら今回の場合は関西、あるいはまた別のシーンでは朝焼けの瀬戸内海や岡山県北の銀世界の中にいられる、そんな列車はいいものです。列車特有の走行音と揺れもいい味を出してくれます。あれは何にも代えがたいものです。

さんふらわあくれないですが、新しいだけあって快適でした。また、一人でフェリーに乗るときは大抵雑魚寝か開放式(と言うのかは知りませんが)の寝台なのですが、今回スイートに乗って個室でダラダラするのもいいなと思いました。加えて、複数人でワイワイやるのも楽しいですねという発見もありました。

ライブ自体の感想ですが、かなりよかったですね。ミリオンライブ!を好きでいてよかったと思いましたし、自然と「ありがとう」の気持ちが溢れる、そんなライブでした。まあライブ前の出来事がデカすぎて感情がかなり膨らんでたというのもありますが、それを差し引いても、です。ライブ感想編としての「後編」はそのうち気が向いて、かつ納得できる文章が書けたら上がると思います。上がらない可能性も高いです。

(追記)後編上げました

mhrb-minase.hatenablog.com

このあたりで〆にしたいと思います。ここまで長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。

あ、「待ちぼうけのLacrima」「STANDING ALIVE」「Flyers!!!」はぜひ聴いてみてください。いい曲なので。

ライラックにつつまれた

ライラック(紫丁香花、英語: Lilac、学名: Syringa vulgaris)はモクセイ科ハシドイ属の高木落葉樹。フランス語からリラ(Lilas)とも呼ばれる。和名はムラサキハシドイ(紫丁香花)。 ライラック - Wikipedia

みなさんは「ライラックにつつまれて」という曲をご存知でしょうか?アイドルマスター ミリオンライブ!に登場する大神環中谷育周防桃子からなるTIntMe!というユニットの曲なのですが、私は2021年11月に行われたそのユニットのCDのリリースイベントに行って一聴き惚れしました。ちなみにサブスク公開されてるのでぜひ各々がお使いのサービスで検索して聴いてみてほしいです。

11月のイベントに行ってきた私は、これはもうライラックにつつまれに行くしかないだろうと思い、6月頭に北海道に飛びました。つつまれるほどのライラックが咲いているところはあるのだろうかと調べたところ、札幌の川下公園がよさそうだったのでそこをメインに据えて旅程を組みました。

まずは旭川空港へと飛びました。ずっと雲に覆われて地上が見えなかったのですが、雲の下まで降りてからは無限に続く丘の景色が広がっていて美しかったです。旭川空港近辺は6月だというのにかなり寒かった記憶があります。予め気温を調べていたのでダウンを持っていましたが、正解でした。

市内までバスで出たのですが、ちょうどあさひかわバス無料DAYが開催されていてタダで行けました。公共交通の利用促進に繋がるとよいですね。

到着後、らーめんや天金に開店凸しました。スープがこってりしすぎておらず、麺もうまくて満足でした。

次に旭山動物園を訪問しました。旭山動物園は動物は私達と対等であるというのを伝えることを大事にしており、動物のありのままの姿の展示にこだわっています。このような特徴もあり、他の動物園とは一味違う面白さを備えていました。

その後は札幌に向かうため旭川駅まで移動し、特急ライラックに乗りました。札幌に行くのに旭川空港に降りたのは特急ライラックに乗るためでした。

札幌では根室花まるで寿司を食べました。うまかったです。

1泊し、次の日の朝は3時台に起きて4時からカーシェアを利用して移動していました。6月の札幌では4時から日が出ており、自分で運転してしまえば始発の概念が消えるので長い昼を有効に活用することができます。

ということで、まず行ったのは北欧の風道の駅とうべつです。札沼線に新しくロイズタウン駅が開業したので、道の駅まで行って駅メモ的な意味で回収してきました。車で行くのは邪道感がありますが、札沼線自体は乗ったことがあるのでおkとしました(ガバ)。

ここからようやく川下公園に向かいます。そこに広がっていた景色は期待以上のものでした。

見た目の美しさ、早朝ゆえの静寂な空間、澄んだ空気、そしてまさにライラックにつつまれての歌詞に出てくる「甘く香る世界」が広がっていて、これだけのために北海道に来ていたとしても大満足です。

しばらくTIntMe!に想いを馳せた後、札幌駅から特急すずらんに乗車し白老に行きました。個人的に北海道の花の名前シリーズの列車名はかなり好きです。白老ではウポポイを見学しました。ウポポイはアイヌ文化振興の拠点ですが、文化への入り口としてとても良い場所だと思いました。飛行機の出発に対して余裕を持ってスケジュールを組んでいましたが、時間が足りないと感じたのでギリギリまで引っ張ってウポポイに長居してしまいました。

修行中だったことから、帰りは新千歳空港からわざわざ青森空港で飛行機を乗り継いで羽田空港へと飛びました。行きが767の国際線機材、そして新千歳空港から青森空港へはJ-AIR運航のエンブラエルでした。そのため、青森空港からは久しぶりにインターネットに繋がる機材だと思っていましたが、なんかwi-fiが不調で結局終始無線封鎖されたまま東京へ戻りました。

蛇足

旭川に飛んだ6月4日にTC01(Girl meets Wonderのやつ)のリリースイベントがありましたが、飛行機を取ってしまっていたので全力で干しました。どうしてドンピシャだったのか。。

北海道エアシステム

JGC修行の一環として、1日にHAC運航路線に10回乗るやつをやってきたので記録します。修行をやろうと思ったきっかけにHAC10レグ乗るやつが楽しそうだったからというのがあったので、これは外せませんでした。

本題?

早速ですが本題に入ります。HACに乗るには北海道に行かなくてはなりません(厳密には三沢でもよい)。ということで、まずは新幹線で名古屋に向かいました。

新幹線はいいですね。ボケーっとしていたらあっという間に名古屋に着きました。その後は一宮に移動し、近辺に住んでいるオタクに車で迎えに来ていただき、そのままモーニングに行きました。

朝からすごいボリュームでした。これがコーヒーを注文すると自動的に出てくるんですからすごいです(語彙力)。一宮にあるCROCE(クローチェ)というお店です。

更に空港まで送っていただいたのですが、時間があったので元々ターミナルだったところを利用した商業施設、エアポートウォーク名古屋を見学しました。空港の設備っぽいものが残っていたり、ボーディングブリッジの下を一般車で通り抜けたりと面白いところでした。

県営名古屋空港小牧空港)(大部分が豊山町にある)からFDA便を2本乗り継いで福岡へと移動しました。

小牧ー新潟線は陸路だと遠回りになるところなので、短時間で新潟らしい暴れ川と田園地帯の風景になったのが新鮮でした。

福岡からは北九州に移動し、時間つぶしにTOTOミュージアムを訪れました。TOTOといえば便器がまず思い浮かぶでしょうが、それだけでなく会社や陶器の歴史などの展示も充実していて見応えがありました。

夜になったら資さんうどんで焼きうどんを食べて、宿に向かいました。この日の宿はとても大きく、しかも動力付きです。

言わずとしれた東京九州フェリーですね。21時間で関東と九州との間を移動できる便利な交通機関です。はまゆうには乗ったことがあったのでそれいゆに乗りたかったのですが、いつの間にか配船が変わってはまゆうになっていました。船内では宴会を繰り広げる友人グループ、作業着のまま1杯やるもの、おじさんにカップ麺を奢らせる若い姉ちゃんたちなどが観測され、独特の良さを味わえました。超余談ですが、レストランのメニューはビーフシチューが好きです。

船内では寝たり食ったり風呂に入ったり景色を眺めたりと、ダメ人間な過ごし方をしていました。これが許されるフェリーは素晴らしいですね。移動しながら体力を回復できます。

横須賀に到着してからは一転してバタバタしていました。まずは横須賀港フェリーターミナルから横須賀中央駅までスーツケースを転がしながらオタクダッシュを決めました。20時45分に入港するダイヤに対して、20時58分の電車に乗る必要があったからです。そして電車は所定21時41分のところ43分頃に品川駅に到着、21時45分発の特急ときわ81号に滑り込みしました。これに乗ると23時13分に水戸に到着し、鹿島臨海鉄道の最終大洗行き(23時23分発)に間に合います。大洗まで乗り換えが繋がり、無事に大洗港フェリーターミナルに到着、東京九州フェリーから商船三井フェリーの深夜便への乗り継ぎを達成しました。

この乗り継ぎは京急が土休日ダイヤのときでないと成り立ちませんでした。必然的に土曜日か日曜日か祝日に横須賀に着く必要がありますが、日祝は商船三井フェリーの深夜便が出ません。そのため、金曜日新門司発でしか不可能でした。なお、2023年2月現在では京急ダイヤ改正によってそもそも繋がるルートがなくなったようです。

夜が明け、日が暮れ、再び夜を迎え、ようやく北の大地の灯りが見えてきます。

大洗から18時間、自宅出発からだと2日と14時間ほどかけてようやく北海道は苫小牧に上陸しました。ところで、深夜便の到着時刻には苫小牧西港からのバスがありません。そこで、タイムズカーシェアを使ってタイムズ新千歳空港店(南千歳駅の近く)まで運転し、乗り捨てすることでフェリーターミナルを脱出しました。南千歳駅からは、キハ281がちょうど来たので思いがけず惜別乗車となりました。

本題

既にやりきった感がありますが、ここからが本題です。いよいよHAC10レグ搭乗が始まります。

1レグ目 丘珠→函館 JL2741

久しぶりのHACだったのでテンションが上っていました。やはりHACが魅せてくれる情景は素晴らしいものです。あっという間に函館に着いてしまいました

2レグ目 函館→丘珠 JL2742

折り返し丘珠行きです。1レグ目と機体も乗務員も同じだったのですが、2レグ目にして既に乗務員に「おかえりなさいませ」と言われてしまいました。

3レグ目 丘珠→函館 JL2745

また折り返して函館に行きます。別に飽きてきたとかいうわけではないのですが、そろそろ言うこともなくなってきます。

4レグ目 函館→奥尻 JL2891

初の奥尻島上陸でした。便数も客数も丘珠よりも更に少ない奥尻空港に風情を感じるなどしていました。

5レグ目 奥尻→函館 JL2890

奥尻島滞在時間30分ほどなのは悲しすぎます。また訪問したいです。

6レグ目 函館→丘珠 JL2746

1レグ目から6レグ目まで機材と乗務員と自分でひたすら道内を行ったり来たりしていました。乗務員に覚えられていて、記念カードをいただきました。

降りたときにはかなり雨風が強くなっていました。飛行機からターミナルまでは徒歩なのですが、傘の貸し出しが行われていました。

7レグ目 丘珠→函館 JL2749

風が強すぎて傘のサービスがなくなりました。

8レグ目 函館→丘珠 JL2748

若干遅れてました。

9レグ目 丘珠→釧路 JL2869

前便が遅れてたので出発20分前を過ぎましたが、無事乗れました。朝から乗っていましたが、この時既に日が暮れ始めていました。

10レグ目 釧路→丘珠 JL2868

残席が怪しかったですが、無事にスカイメイトを購入できました。内心ドキドキでした。

というわけで10レグ乗り終えたわけですが、飽きたり疲れたりということはなく、楽しかったです。元々好きだったHACがもっと好きになりました。

サッポロ割のクーポンを使ってトリトンで寿司を食べましたが、かなり良かったです。

解脱へ

ここからは帰りです。帰りは丘珠発松本行きのFDA便にしました。ロケットスタートからの日本海縦貫線、そしてアルプス遊覧飛行で〆る楽しい航路です。

松本空港に到着し、JALグループ50レグ搭乗を達成しました。あとはステータス反映を待つのみになりました。

松本からは特急あずさで余韻にひたりつつ帰りました。

おまけ

ミリシタ5周年広告全部見た

2022年6月、アイドルマスター ミリオンライブ!シアターデイズは5周年を迎えました。めでたいですね。それを記念して様々な企画が打ち出されましたが、そんな中でとある情報が入ってきました。

そう、JR大阪駅に広告が掲出されたとのことです。しかも他チームの広告も展開されるらしい。

最終的に、こちらのようにJR札幌駅、JR名古屋駅、JR大阪駅西鉄福岡(天神)駅の4箇所に4チームの広告が掲出されました。

MILLION THEATER SEASON はアイドルたちがトランプのスートをモチーフにした4チームに分かれ、全国ツアーを展開するプロジェクトです。更に自分自身がJGC修行中だったこともあり、「これはもうやるしかない」と思い至り4都市+東京を巡る旅をしてきました。

旅程構築

旅程を作るにあたって、いくらか条件がありました。まずそれを列挙します。

  • 使えるのは7/2, 3の土日のみ
    • 広告掲出期間と副業の休日が重なるのがここだけ
  • 4箇所とJR秋葉原駅を巡って広告を撮影する
  • できるだけJAL便で行く
  • 7/3は秋葉原に行く
  • 7/3は15時までに帰る
    • 同じく5周年企画の生配信があったため

ここで、各都市を巡る順番について複数パターンを検討しました。すると、

  • 名古屋、大阪、福岡はこの順もしくは逆にするとよさそうなこと(当たり前)
  • 札幌は東京基準で唯一東側にあるため、名古屋、大阪、福岡の間に割り込ませるのは非効率であるということ
  • 7/3に未回収の広告があるとキツそうなこと

などが見えてきました。これらを加味し、最終的に以下の旅程で行くことを決定しました。秋葉原に始まり4都市を巡り、秋葉原に帰ってくるプランです。

行程表画像

時間が十分にあれば名古屋と大阪の間に札幌か福岡を入れて都市間移動を全て修行に寄与させられましたが、それは断念しました。もしかしたらうまくやればできたのかもしれませんが。また、後から思ったのですが福岡、札幌、名古屋、大阪の順で巡るのがMILLION THEATER SEASON的な意味で綺麗でしたね。

実践

出発~秋葉原

4時起きなのに前日に飲み会が生えました。なんとか起きました。

時間的にはもうちょっと遅めでもよかったのですが、土休日はこの快速急行を逃すと新宿に行きにくいのでこれで行きました。特に目立った出来事もなく、順調に秋葉原に到着し、最初の広告を回収しました。

その後は羽田空港に向かいます。電車は順調だったのですが、ここでとある問題が発生しました。auの大規模障害が発生したのがこの日だったのです。私はオタクではないので複数回線持つなどという芸当はしておらず、仕方がないので行く先々のフリーwi-fiに繋ぎまくっていました。この時に消し忘れた設定がいくつか残っており、後々そこを訪問した時に勝手にwi-fi接続されて広告を全部見た日のことを思い出すなどしています。

閑話休題羽田空港から千歳行きの便に乗ります。

なんと直前でクラスJの窓側の空席が出るという幸運に恵まれました。この時はJMBクリスタルだったのですが、やや恩恵を感じながら(シートだけ)ビジネスクラス体験をしていました。もっと長い路線で乗りたかったですね。

夢にかけるRainbowが頭の中でヘビロテしてたのを覚えています。

札幌

ほどなくして新千歳空港に着陸し、いつものように快速エアポートに揺られて札幌を目指しました。広告はすぐに見つけることができました。

見たときに「本当に、札幌に、アイドルちゃん、いる」という感動がありました。今でも札幌駅に行くとついこの場所を確認してしまいます。当然広告は違うものになっていますが。

札幌駅滞在15分ほどで千歳に引き返し、空港のはなまるうどんで補給を済ませました。

福岡行きのやや長めのフライトですが、寝て起きたら山陰でした。

福岡

福岡空港で飛行機から降りた瞬間がやたらと蒸し暑いのってなんででしょうね。ともかく無事に福岡に着きました。広告のある西鉄福岡駅ですが、西鉄では入場券を売ってくれないらしいので地下鉄七隈線薬院駅を回ってからアプローチしました。

17時にしてようやく半分、福岡の広告を回収しました。寄りすぎると後ろのデジタルビジョンが目立ち、引きすぎると多くの人が写ってしまうのでかなり構図を迷った記憶があります。結局雑なモザイク処理で落ち着きました。

大阪

福岡から伊丹行きの飛行機に乗ったはいいものの、伊丹の混雑かなんかでかなりぐるぐる回っていました。結局着陸時には20分ほど遅れていたと思います。やや急ぎたかったのもあり、いつもは乗らないモノレールに課金までして梅田を目指しました。

大阪駅の広告は若干探した気がします。また、ずっとここに寄りかかっている学生がいたので「ちょっと撮らせてもらえませんか」と声をかけてしまいました。全くオタクという生き物は迷惑ですね。余談ですが、確かこの時はまだ西エリアのイベントは始まっていなかったと思います。

名古屋

名古屋までの新幹線の車内で、コンビニで買った弁当を喰らうなどしました。そして名古屋駅に到着し・・・

無事、最後の広告を回収しました。23時を回っていたでしょうか。ともかく1日で全回収を達成し、後は翌日帰るだけです。自分の他にも写真を取ってる人がいて、その人はスーツケースを持っていたので「もしかしたら同じことをしてる人がいるのかも?」と思うなどしました。ちなみに別日でしたが秋葉原→4都市→秋葉原まで1日でやりきったオタクを知っています。

宿は某横イン名古屋丸の内までそこそこ歩いた気がします。

再び秋葉原、そして帰路へ

ミュースカイに乗って爆睡していたら爆音メロディで起こされました。できるだけ色々な空港を利用したかったので、中部空港からは成田行きの便を選択しました。で、この便はなぜか15人もの客が出発時刻になっても現れませんでした。団体か?と思いきやそうでもなく、ポツポツと乗り込んできました。なんやかんやで出発が20分も遅れ、成田到着も20分遅れました。そこからバス降機、空港内爆走、そして降機用のバスの発車の10分後のスカイライナーに滑り込みました。空港を駆け抜けようとしたところ尾根遺産に引き止められ、乗継便を聞かれるイベントが発生しました。中部~成田なんてのはほとんど乗り継ぎ客しか使っていないので当然私も乗り継ぐだろうと思われたのでしょうが、あいにく私の目的地は東京だったので「いやここ・・・東京向かいます!!!!」と叫んで走り去りました。そしてもう一つ、発車直前すぎてスカイライナーの券が自動券売機では買えないという事象が発生したので窓口のお世話になるなどしました。そこで乗車券がセットの券が出てきたのですが、気づかずSuicaをタッチしてしまう凡ミスをやらかしました。いくらなんでも慌てすぎですね。ちなみに上野で下車時に申告して事なきを得ました。

秋葉原に到着してからは至って平穏で、デジタルスタンプラリーをこなし、秋葉原駅の広告を回収しました。ちなみに末広町に着弾してCOギャラリーからスタンプを回収していく地味な考えた感がこの旅程の好きポイントです。

そして無事に帰宅し、15時からの生配信を楽しみました。

雑感

周年イベントを走りながら東奔西走するのはなかなか忙しかったです。しかし、次の一言に尽きますね。

ゲーム内のPは一体どうなっているんだか。。

私事ですが、ミリシタ5周年イベントは、ちょうど新卒入社して研修を終えて、これから業務に入るぞという、そんなタイミングでの出来事でした。そのため夢にかけるRainbowは個人的にかなり刺さっています。「私」たちの輝き、「私」のストーリー、それを生み出していこうとするアイドルちゃんの姿にどこか自分を重ねてしまう部分があるのでしょう。そんな中で自ら全国を駆け巡ってアイドル諸君の活躍をこの目で見届けられたので、とても良い体験をしたと思っています。

もう一つ重要なことがあり、それは航空修行中に新幹線に乗ったことでその便利さと自分が鉄道好きであるということに改めて気づいたということです。修行記のほうにちらっと書きましたが、まさにこの旅行の大阪~名古屋間の移動で感じたことでした。航空は航空でいいものなのですが、どうしても好みってのはありますよね。

微妙に締まりのない感じになってしまいましたが、これを以て広告全部見た記録とします。お付き合いいただきありがとうございました。

怖くて飛行機に乗れなかった人のJGC修行記録

2022年にJGC修行をしたので、今更ながらその記録を書き残しておこうと思います。要はn番煎じです。

JGC修行とは

全人類が解説しているので軽く触れるのみにしておきます。JALグループで1年間で50000FOP獲得するか、1年間で50回搭乗かつ25000FOP獲得するとJAL Global Club(JGC)への入会の資格を得られるので、そのために飛行機に乗ることを言います(かなり端折ってます)。私は後者の条件を目指す選択をしました。

前日譚

どのぐらい飛行機がダメだったか

タイトルに「怖くて飛行機に乗れなかった人」とありますが、どのぐらい飛行機を忌避していたかというと、

  • そもそも高いところが苦手
  • 飛行機に乗ると過呼吸を起こす
  • 降りてからしばらく放心状態
  • 修学旅行で乗せられた飛行機で手汗ぐっしょり
  • 沖縄旅行の際、住んでる神奈川県から鹿児島まで陸路と海路で到達、そこからフェリーで更に25時間かけて那覇に到達
    • そして帰りもフェリーと電車で帰る
    • フェリーで那覇に行くことからしか得られない栄養があるのですが、それはまた別の話
  • オタクと福岡まで一緒に行く際に当然のように新幹線を提案
    • 当然のように却下される

ぐらいです。それがなぜ修行なんてことになったのでしょうか。。

そして飛行機に乗れるようになった

2021年7月にオタクに強制的に羽田ー福岡線に往復乗せられ、9月にDLやまぐちに誘われたので羽田ー宇部を往復利用し、10月に襟裳に誘われたので羽田ー千歳を往復利用しました。これだけ乗れば人間慣れるもので、少なくとも過呼吸や放心状態にはならなくなりました。怖いものは怖いのですが。。。一人のときは我慢しますが人と一緒だとちょっと揺れたりすると声が出ていました。

本題

修行のきっかけ

元々は1日でHAC10レグ乗ってるオタクを観測して「楽しそうだな」と思っていました。そんな中、丘珠ー三沢線が2000円らしいという情報を得て、同じ情報を得たオタクにそそのかされて気がついたら修行することになっていました。

どうやって50回乗るか

JGC修行の道筋は2つあることは冒頭で述べましたが、HAC10レグが楽しそうだと思っていた私は50回搭乗の道、いわゆる回数修行を選択する他ありませんでした(そもそも直接のきっかけが丘珠ー三沢線だったのもありますが)。HAC10レグのように乗るためだけに乗って50回達成してもいいのですが、どうせなら旅行のついでに色々な路線に乗って色々な空港に行くのが楽しいだろうなということで、普通に旅程を組みつつ若干飛行機に乗る回数を稼ぐことを意識する、ぐらいの心持ちで臨みました。

搭乗記録

全体の搭乗記録を載せておきます。

50回搭乗記録

かかった金額はクラスJへのアップグレード料金なども含めて350,690円、単価にして7,014円/回でした。これだけ色々乗っていて単価を割と低めに抑えられたのは、初期の世界遺産の割引とHAC10レグの威力かなと思います。学生から社会人1年目になる年だったのでそこまでお金に余裕があるわけではありませんでしたが、なんとかなりました(その分他の出費が削られているのでなんとかなっていません)。

感想

最初のうちこそ飛行機に乗る恐怖心を払拭できずにいましたが、流石にこれだけ乗ったので今では普通に乗れるようになりました。ずっと鉄道ばかり利用してきた私が航空の世界をちょっと覗いてみましたが、やっぱり鉄道のほうが好きだなというのが正直な感想です。ただ、新しい楽しみをもたらしてくれたことには違いないので、修行してよかったなと思っています。

個別の旅行記

ここからは各旅行について軽く記述していきます。気が向いた回があれば別記事を立てて細かく書いていこうと思います。

1/6-1/7 諸悪の根源たる丘珠ー三沢編

1月6日から1月7日の搭乗記録。1回目から4回目の4回分。

気がついたら生えていた丘珠ー三沢線に乗りに行くために新千歳往復しました。2022年1月6日といえば関東で雪が降っていた日でした。元々はもっと遅い時間の千歳行きを取っていたのですが、雪のために早い時間に振り替えることができたので飛んでるうちに千歳に行ってしまう作戦を決行しました。ちなみにこの日は教習所で技能教習が終わった後に学科教習を受けるつもりでしたが、同行したオタクに急かされ技能だけで切り上げて空港に向かいました。

札幌市内に宿泊し、翌日三沢へ往復してきましたが、HACの魅せる情景に一目惚れしました。小さい空港、小さいプロペラ機、ボーディングブリッジやバスなど使わずに徒歩でタラップからの乗り込み、離陸してから見下ろす雪に包まれた街、特徴的な陸屋根の住居の連なり・・・その全てが新鮮で美しかったのを今でも覚えています。なおその日の三沢は条件付きになる程度には天候が悪く、着陸の際に揺れました。軽く酔いました。

札幌に戻ってから同行したオタクはオンラインで大学の授業を受けていたので、私は一人で藻岩山に行っていました。天気があまり良くなかったのが残念です。

2/11-2/12 ミリオン8thライブ参戦編

2月11日から2月12日の搭乗記録。5回目から9回目の5回分。

三沢にも同行したオタクとミリオン8thライブに行ってきました。そのオタクが変なところからライブ突入しようぜと言ってきました。最初は私は反対したものの、大阪から突入する、やばくなったら新幹線を使うとか旅行自体を取りやめるとかする、という条件で結局調布で行われるライブのためになぜか青森と大阪を経由することになりました。これに関してはライブ以外に特記することはない(強いて言うなら横山奈緒の誕生日当日に大阪にいたのに神鉄横山駅に行くのを忘れた、ぐらい)のでこのへんにしておきます。ちなみに無事にライブ会場に到達できました。

2/27-3/13 西南日本

2月27日から3月13日の搭乗記録。10回目から16回目の7回分。特典が1回含まれるので実際に乗ったのは8回。

与那国ー那覇は特典航空券を使ったので修行的には回数に数えません。 私が大学を卒業する前の最後の長期休暇ということで、15日間かけてじっくりと南西方面巡りと西日本の乗りつぶし、その他駅メモ案件の回収をしてきました。飛行機が嫌すぎたためにフェリーで那覇に行く味を覚えてしまった私は、今度はフェリーに乗るために鹿児島まで飛行機で行くという旅行をしました。ざっくりと全体の旅程は

羽田✈鹿児島🚢那覇沖縄本島観光ー那覇✈石垣🚢波照間🚢石垣🚢与那国✈那覇🚢鹿児島🚌人吉ー駅メモくま川鉄道回収ー人吉🚌熊本✈大阪ー山陰線・加古川線井原鉄道呉線・広電・スカイレール乗りつぶしー広島🚢松山🚢小倉🚃戸畑🚢若松🚃福岡✈宮崎ーにちりんシーガイア・在来線特急かもめー長崎🚃島原ーエレナ島原店回収ー島原🚃多比良🚢長洲ー久大線日豊線普通列車)・山陰線・伯備線乗りつぶしー高松✈羽田

でした。天気こそ悪かったものの、泊まった民宿が良かったので波照間島が好きになりました。いつか好天時の波照間の景色を見てみたいです。 福岡ー宮崎はJALが午後の便をまとめて消し飛ばしやがったせいでシーガイアに間に合う丁度いい便がなくなり、これまた欠航で穴が空いてるとはいえまだマシな時間帯に飛んでいたANAに振り替えました。修行だと言うとJMB周りの処理は配慮してくれるようです(同じ扱いを常に期待できるのかは知りません)。

3/22-3/23 かごんま編

2月11日から2月12日の搭乗記録。17回目から18回目の2回分。

オタクに誘われて鹿児島旅行をしてきました。レンタカーで佐多岬や鹿屋や指宿などを回るコースでした。鹿屋の宿でミリオンライブ!のライブ映像を流してオタクと暴れていたのが印象深いです。指宿で砂風呂に行ったのですが、目が悪くて眼鏡がないと何も見えない私はオタクに介護されながら砂と湯を浴びていました。

3/25 ζ*'ヮ')ζ<うっうー!!

3月25日の搭乗記録。19回目から20回目の2回分。

3月25日は高槻やよいの誕生日です。やよいがたかつき観光大使に就任したこともあり、高槻に行ってきました。秦野ー高槻なんか修行でもしてなきゃ小田原ー京都を新幹線で行くものですが、わざわざ羽田ー伊丹で飛行機に乗りました。高槻ではやよい軒でもやしを食べたり安満遺跡公園に行ったりしました。余った時間で比叡山方面の乗りつぶしをしていました。ますます伊丹から遠ざかっています。

4/16 東北新幹線救済臨

4月16日の搭乗記録。21回目から22回目の2回分。

地震により東北新幹線の一部区間が不通となっていたので、羽田から普段は飛ばない福島、仙台、花巻の各空港への臨時便が飛んでいたり、東北地方の他空港への便の機材の大型化が行われていました。この措置は新幹線が復旧したあと数日間続いていたので、私はその数日間を狙って羽田ー花巻と仙台ー羽田の便に乗ってきました。花巻空港からは最寄りの似内駅まで歩きました。

5/14-5/15 和歌山編

5月14日から5月15日の搭乗記録。23回目から24回目の2回分。

和歌山住みのオタクから影響を受けて、かねてから和歌山旅行をしてみたいと思っていました。そこで南紀白浜へ飛び、白浜や熊野本宮、(三重県ですが)湯ノ口温泉のトロッコを巡る旅をしてきました。白浜でまさかのゴーアラウンドをしたのを覚えています。ともあれ2回目で無事着陸できたので、初日は白浜を観光し、2日目にレンタカーを借りて例の和歌山住みのオタクを乗せて熊野方面へ行ってきました。私も同行オタクも大浴場をあまり得意としていないので、湯ノ口温泉では本当にトロッコだけ乗って帰りました。道路がやたらと高規格で快適でした。

6/4-6/5 ライラックにつつまれて

6月4日から6月5日の搭乗記録。25回目から27回目の3回分。

アイドルマスター ミリオンライブ!の「ライラックにつつまれて」という曲を気に入ったのでライラックにつつまれに行った回です。いい曲なのでぜひサブスクで検索して聴いてみてほしいです。個別の記事を書きました。

6/24-6/26 かもめ未遂

6月24日から6月26日の搭乗記録。28回目から31回目の4回分。

本当は門司港かもめに乗るつもりで金曜の夜の退勤後の北九州行きの便を取りましたが、門司港リレーかもめの設定が明らかになり、かつゼンリンミュージアム鉄道150周年企画展が開催されていたので結局そっちに行っていました。なんやかんやあって天草へ行ったのは夜だったので、明るい時間にリベンジしたいです。6月26日はベルサール秋葉原にてミリシタ5周年記念展が開催されていて、かつ担当がステージに立つ日だったので、帰りの便を早い時間にしていた過去の自分を褒め称えながら寄り道していました。

7/2-7/3 ミリシタ5周年広告視察編

7月2日から7月3日の搭乗記録。32回目から35回目の4回分。

ミリシタ5周年の広告を全部見てきた回です。個別記事を立てました。

7/23-7/24 ラベンダー編

7月23日から7月24日の搭乗記録。36回目から37回目の2回分。

FDAの丘珠線に乗りたいということで、静岡から突撃しました。この回は札幌からバスで夕張に行ったり、フラノラベンダーエクスプレスに乗ったりと、過去の鉄道のルートを辿る旅でした。札幌から夕張へ向かうバスは栗山を経由して夕張に行く、かつての夕張鉄道線をなぞるかのようなルートを取っています。フラノラベンダーエクスプレスは札幌駅から函館本線を北上し、滝川から根室本線に入るというかつての道東方面の優等列車を彷彿とさせるルートで走っています。

夕張では石炭の歴史村を見物し、富良野ではラベンダー畑観光を楽しみました。

そこから帯広に抜ける根室本線代行バスは、これまたかつて日本三大車窓として名を馳せた狩勝峠に近い景色を見れるルートを通っていると言われています。皮肉にも鉄道が不通だからこそ三大車窓が復活してしまったのですね。。

帯広では豚丼を食べ、六花亭のお菓子を内地へと輸送する作業をしました。

9/2-9/6 HAC10レグ、そして解脱へ

9月2日から9月6日の搭乗記録。38回目から50回目の13回分。

やりたかったHAC10レグをついにやった回です。個別記事を書きました。

ICPC2020国内予選参加記

NOSSさん参加記)、まつしたさん参加記)、まほろば(ぼく)の3人でチームChabashiraとしてICPC2020国内予選に参加した。

開始前

ネットに転がっている他人のライブラリをダウンロードしたり、サイコロを手元に用意したりしていた。チームメイトにModIntを投げておいた。

本番

ICPCがこどふぉった。結局10分遅れでスタート。

まつしたさんがA、自分がB、NOSSさんがCを担当。

Bは接触確認アプリの接触履歴と1人の感染者が与えられるので、感染者、感染者と濃厚接触した人、その人と濃厚接触した人、さらにその人と濃厚接触した人・・・の人数を数える問題だった。解法ガチャでなぜか最初にダイクストラ法が出てきたので実装を始めた。今思えば履歴を前から見ていって接触者たちをsetに入れていくだけで十分だったなあと、反省。

Bの実装中にまつしたさんがAを通し、やや苦しそうだったNOSSさんのCのヘルプに入っていた。

間もなくしてBを通すことができたので、チームメイト*2と相談して自分はDを読んでおくことにした。

Dはn \leq 16種類のアルファベットと2本の式が与えられて、その2つの式の出力を一致させるようなアルファベットの全順序の付け方の種類数を答える問題だった。制約的に2^n系の何か(いい線行ってた)か階乗の半分全列挙(全然違った)かな?とか思いつつ、解法をすぐには生やせずにいた。また、構文解析があるので嫌な気持ちになり、Eも少し読んでおいた。

Cで詰まっていたNOSSさんにDの概要を話し、自分はCに移った。少ししたところでNOSSさんがDの解法を生やしてくれて、問題なさそうなのでそのまま(ちょっと複雑になりそうな)実装に移ってもらった。

C問題は、正整数p < 10^{15}が与えられて、w \times d \times h = pを満たす整数(w, d, h)の組であって、w+d+hを最小化したときのその値を出力する問題だった。まつしたさんが既に遅い愚直解を回していた。その解法は、pの約数を列挙し、wを全探索、p/wの約数を更に列挙しdを全探索する、というものだった。

Cは考えても考えてもわからなかったので、愚直解法を高速化する方針をとった。p/wの約数は全てpの約数であるので、ここの列挙を飛ばすことにより若干高速化できると考えた。コードを書いているとNOSSさんが「Dの・・・」と言ってきたので、複雑だしバグったのかなあとか一瞬考えていた(失礼)ら「サンプルが合ったので投げます。」と言ってきた(!!)。D、AC。

Cの続きを書いて実行したら遅々として進まなかった。そこでdの探索は\sqrt{p/w}で打ち切るという枝刈りを入れた。さらにコンパイルオプションを-O2から-O3に変え、PCに向かって3人で感謝の言葉をかけたところめちゃくちゃ爆速になって笑いながらCを通した(想定解は何だったんですかね?)。1時間15分36秒で4完になったので、自分の中ではいいペースかなあと思っていた。

もしかしたら5完できるかも?という淡い期待を胸にEを考えることにした。Eは60行60列のグリッドから桂馬の位置(?)を同時に選ばないマスの選び方を数える問題だった。桂馬の位置の性質上30行30列の問題4つに分割できるね、もう半分になるとbitDPできるね、ってところで考察はストップ、Fに移ることにした。

Fは考察が行ったり来たりしながら計算量結局落とせてなくね?みたいな話をしつつ結局進まず。終了数分前にそれっぽいナニカを書いて投げるも合わず、そのまま終了した。

結果はABCD4完全体33位学内1位で(何事もなければ)予選突破です!

チームChabashiraの戦績

終了後

学内の他チームのメンバーやコーチ、今回参加しなかった部員等を交えて感想戦っぽいものをした。学内の他のチームも2完以上しててよかった。C問題は他チームもゴリ押しで通したっぽい。高度合成数とか約数の個数は意外と少ないみたいな話をして、だからICPC国内予選では許されるくらいの速さにはなるのかなどと話していた。ツイッターに流れていたE問題の解法をみんなで吟味しながら天才か?とか言い合った。

感想

しっかりと各々が力を発揮できそう、解けそうな問題を担当するような動きが結果としてできていたと思う。Cで詰まったのがちょっと痛かったが、そこからのリカバリーがうまく行ってよかった。自分はとりあえずBをさっさと通し、Cも結果的に自分の力で(要出典)通せたのでチームに貢献できたということにしておく。チームメイトがどう思っているかは知らない()

そして何より、めちゃくちゃ楽しかった。曲がりなりにも4完になった瞬間の喜びや、5完行けるかも?と思いつつ最後の最後まで取り組み、Fのコードをなんとか書き上げたときの熱さはとてもよかった(結局Fは通せなかったが)。アジア横浜大会はぜひオンサイトでやりたい、来年度もまた参加したいと思えるようないい大会だった。

p.s.
チームメイトのみなさん、一緒に戦ってくれてありがとうございました。アジア横浜大会でもよろしくお願いします。